KSDマンドリンアンサンブルは、中央大学音楽研究会マンドリン倶楽部(CUMC)のOB・OG有志により、2006年に結成されたマンドリンアンサンブルです。
CUMCのOBであり、東京藝術大学を卒業し、クラシック、タンゴを中心に現在多方面で活躍中の高杉健人を音楽監督として迎え、氏の指導の下、東京都下を中心に活動しています。
また結成当初より指揮者のいない合奏、コントラバスコンチェルト等、新しいマンドリン音楽の追及に力を入れています。
2018年に菅原浩史(バスバリトン)と共演。2019年に堀雅貴(マンドリン)と共演。
コンサートの前半に《Ensemble Stage》と称して様々な楽器の組み合わせでアンサンブルを、後半に《Chamber Orchestra Stage》としてマンドリン合奏の形態でマンドリンオリジナル曲やクラシックを演奏しています。
Ensemble Stageでは形態に拘らず、実に様々な組み合わせでそれぞれの楽器の持つ魅力、室内楽の面白さを追求しています。取り上げている曲もクラシックからジャズ、タンゴまで実に幅広いです。
Chamber Orchestra Stageではオーソドックスなマンドリン合奏のレパーリーからクラシックまで取り上げており、マンドリン合奏の魅力を再認識いただけると思います。また、必ず取り上げている高杉氏をソリストに迎えてのコントラバス・コンチェルトが聴けるのは数あるマンドリン団体の中でもKSDだけです。
最後に、もっとも大きな特徴としては高杉氏の指導による音楽の構築にあります。高杉氏は音楽家として第1線で活躍していることに加え、マンドリンという楽器やマンドリンオーケストラを熟知している稀有な存在といえるでしょう。その高杉氏の豊かな音楽性とマンドリンの魅力が融合した団体がKSDなのです。
埼玉県出身。
中央大学商学部卒業後、東京藝術大学音楽学部卒業。14歳よりエレキベースを始め、
翌年マンドリン倶楽部でコントラバスを始める。後に指揮も始める。コントラバスを故高西康夫、永島義男、黒木岩寿の各氏に師事。
また文屋充徳のマスタークラス、ゲーリー・カー氏のカーキャンプ、山本修、中田延亮、池松宏の各氏の指導も受ける。フレンチ弓奏法を野田一郎、藤原清登の各氏の指導を受ける。
エレキベースを北川吟氏に師事。
ピアノ・ソルフェージュを宮沢奈々女氏に師事。中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)取得。
東京藝大在学時から演奏活動を開始し、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、芸大フィルハーモニア、東京シティフィルハーモニック管弦楽団等の在京のオーケストラから札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団等の全国のプロオーケストラで客演した。
2006年にパシフィック・ミュージック・フェスティバルの世界中で行われるオーディションに合格しPMFに参加。以後、宮崎国際音楽祭、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン、武生国際音楽祭、東京タンゴ祭、東京・春・音楽祭、江古田音楽祭、おかやま国際音楽祭、仙台クラシックフェスティバル、STAND UP!CLASSIC FESTIBAL等に参加。リッカルド・ムーティ、シャルル・デュトワ、小沢征爾、チョン・ミョンフン、ダニエル・ハーディング、山田和樹ら世界的な指揮者の元で演奏した。
演奏活動は多岐に渡り、オーケストラ、独奏や室内楽、「題名のない音楽会」や「100年の音楽」、「NHK紅白歌合戦」等のテレビ、スタジオミュージシャンとして映画「殿、利息でござる!」「ユリゴコロ」日本アカデミー賞2019音楽賞ノミネート「孤狼の血」「劇場版鬼滅の刃無限列車編」「進撃の巨人TheFinalSeason」etc・CM・ゲーム音楽の録音に多数参加、Kバレエ、ミュージカルでは劇団四季「ウエストサイドか物語」「オペラ座の怪人」や東宝「レ・ミゼラブル」等に参加、フレンチボウでのタンゴ、マンドリン音楽や吹奏楽、後進の指導等、様々な音楽活動を行なっている。
これまでに、河村隆一、玉置浩二、由紀さおり安田祥子、さだまさし、YOSHIKI、LEGEND、LIBERA、クミコ、加藤登紀子、森山良子、夏川りみ、秋川雅史、小林幸子、米良美一、藤澤ノリマサ、葉加瀬太郎、川井郁子、溝口肇、小松亮太、三浦一馬、Coba、久石譲、新垣隆、岡本知高、森麻季、館野泉、HIROSHI、藤原道山、HYDE、ゆず、MayJ、水曜日のカンパネラ、RADWIMPS、サラ・ブライトマン、エリック・ミヤシロ、サラ・オレイン、優里、ReoNa、ももいろクローバーZ、フェロ☆メンらと共演。
2007年 コントラバスアンサンブル「Black Bass Quintet」を結成し2010年CDデビュー、これまでに3枚のCDをリリース。
2011年 仙台フィルコンサートマスター西本幸弘らとクラシカルクロスオーバートリオ「RainCats&Dogs」を結成。2本のヴァイオリンとヴィオラ・コントラバスからなる「ソノールTOKYO」メンバー。
2014年 タンゴバンド「Virtus」に加入し1枚のCDをリリース。
2016年 東京文化会館にてクーセヴィツキーのコントラバス協奏曲をソリストで演奏。「会田桃子グランオルケスタ」のメンバーとしてアルゼンチン最高峰ピアニストアンドレス・リネツキーとのツアーに参加。
2017年 ロストロポーヴィチ国際音楽祭に横浜シンフォニエッタのメンバーとしてロシアに招聘され演奏した。
2018年 サントリーホールにてモーツァルトのバスアリアのソリストとしてオペラユニット「THELEGEND」の菅原浩史氏と演奏した。天皇、皇后両陛下の前で御前演奏をした。上海メルセデスベンツアリーナで12000人の前で演奏した。自身初のソロCD「CONTRABASSISM WHITE」をリリース。
2019年 ボッテジーニのグランデュオコンチェルタンテを七澤清貴、セブンブリッジオーケストラと共演。
2020年 2ndソロアルバム「CONTRABASSISM BLACK」でティートックレコーズよりメジャーデビュー。
2021年 サントリーホールにてボッテジーニのパッショネ・アモローザをマルモ・ササキ、東京室内管弦楽団と共演。DVD「CONTRABASSISM α」をリリース。
東京室内管弦楽団首席コントラバス奏者。
メイン使用楽器はフィレンツェ歌劇場首席奏者リッカルド・ドナーティが所有していた1800年前半洋梨型オールドイタリアン。メイン使用弓はヴィクトル・フェティーク。
ライフワークとして行っている高杉健人ソロコンサートシリーズ「CONTRABASSISM」を定期的に開催。
マンドリン音楽では、クリスタルマンドリンアンサンブル、ポルタビアンカマンドリーノ等で演奏した後、2006年にKSDマンドリンアンサンブルを結成し、音楽監督を務めながら独奏コントラバスとマンドリンオーケストラの協奏曲に毎回取り組む等してマンドリン音楽の可能性を追求している。JMJジュネス第74回マンドリン部門に参加。
また合奏指導にも定評があり中央大学附属高校を全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールにおいて文部科学大臣賞(1位)に2度導いた。
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